夢だった高校教師になって、最初に先輩教師に言われたことがあります。

「教師は威厳が大事だ」
「とにかく舐められるな」

確かに大事なことなのかもしれません。

そのために机を蹴り上げたり、大きな声を出したりして怒っていることを「演じろ」と言われました。

抵抗はありましたが、先輩教師に言われたことを守って「厳しい教師」を演じることに一生懸命でした。

本当は怒ったことすらない「ゆるゆる人間」なのに。

そんなある日。保護者の方から１本のクレームの電話がありました。

「うちの子が永目先生と話してても、小言ばかり言われてつらい。やる気がでないと言っている」

心当たりしかないので職員室で大泣きしてしまいました。

その時、怒りや先生の立場を利用せずに「生徒と信頼関係を結べる先生になろう」と固く決意しました。

独学でコーチングや心理学を勉強し、セミナーや勉強会にもたくさん受講しました。

そして現在。

数学が苦手だった生徒がどんどんやる気になり難関大学に合格する方法論を編み出しました。

あの時の失敗があったから。
私は教育者として徹底的に寄り添います。